こんにちは(⌒∇⌒)
今回はスーパーやコンビニエンスストアでもよくみかけるスポーツドリンクと経口補水液についてのお話です🍹
皆様は脱水時の水分補給にスポーツドリンクのイメージがありますでしょうか❓
わたしも以前は風邪やインフルエンザなどで発熱した際にスポーツドリンクを飲んでいました…。
しかし、脱水時にスポーツドリンクを補給しても、ナトリウムが少ない為細胞のなかまでは充分に届かず、激しい運動や汗をたくさんかいたり下痢の時は水分だけでなくナトリウムなどの電解質も奪われます👿
そこで適度のナトリウムなどを補給するのに役立つのが経口補水液です。
経口補水液は身体から失われた水分、電解質、ぶどう糖を補うもので摂取することで速やかに体内に吸収されることから飲む点滴とも呼ばれています。
小児の軽度から中等度の脱水に対して推奨されてます。
では、経口補水液とスポーツドリンクはどのように違うのでしょうか❓
まず、経口補水液と比べてスポーツドリンクの電解質は半分以下です。
経口補水液の100mlあたりの栄養成分は、
ナトリウム 115㎎
カリウム 78㎎
ぶどう糖 2%
スポーツドリンクの100mlあたりの栄養成分は、
ナトリウム 49㎎
カリウム 20㎎
砂糖 6%
脱水対策に肝心な成分が少ないのです。
一方、経口補水液にはぶどう糖が2%含まれています🍇
実はこの濃度のぶどう糖とナトリウムを同時に摂取することが重要なのです。
ぶどう糖が1から2%の時、水分や電解質、ぶどう糖はもっとも早く吸収されます。
この濃度が高すぎても低すぎても小腸から吸収される速度が低下してしまいます。
スポーツドリンクには砂糖などが6%も含まれています。
糖分濃度が高すぎると吸収速度は低くなります。
スポーツドリンクの小腸での吸収率を調べた研究によると経口補水液の3分の1程度でした。
なので水分補給にはスポーツドリンクよりも経口補水液の方が効率が良い事がわかります(⌒∇⌒)
これから寒くなってくるので
風邪など体調に気を付けてお過ごしくださいね(^▽^)/
歯科衛生士 高木